延対寺荘における
新型コロナウイルス
対応ガイドライン

2020年5月26日

1. 本ガイドラインについて

本ガイドラインは、全旅連を含む宿泊団体及び厚生労働省・観光庁・専門家において作成された「宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン」に沿って、当館の規模や実情を踏まえて対策をとりまとめたものです。
なお、本ガイドラインは、最新の新型コロナウイルスの予防に係る政府の知見等を踏まえて、必要な見直しを行っていきます。

2. 具体的な対策の検討にあたってリスクの確認

新型コロナウイルス感染症の主な感染経路である接触感染と飛沫感染のそれぞれについて、スタッフやお客様の動線や接触等を考慮したリスク評価を行い、それぞれのリスクに応じた対策を検討します。

接触感染のリスク

各トイレ、エレベータースイッチ、スリッパ、ボールペン、貸出品や傘、ロビーのソファーやテーブル、浴衣、パンフレット類、脱衣所や浴場内、ルームキー、精算時

飛沫感染のリスク

チェックイン、チェックアウト、フロントカウンター、食事提供、エレベーター内、喫煙所、脱衣所

3. 具体的な感染防止対策

留意すべき基本原則と各エリア・場面の共通事項

① 留意すべき基本原則

・スタッフとお客様及びお客様同士の接触をできるだけ避け、対人距離を確保(目安2m、最低1m)
・ロビー、大浴場、レストランを含めた食事場所、共有トイレ、送迎バス等、多くのお客様が同時に利用する場所での感染防止
・消毒液の設置
・マスク着用(スタッフ・お客様・入館者)
・パントリーの換気(客室は強制換気)
・施設内の定期的な消毒
・従業員の毎日の体温測定、健康チェック
・お客様への健康チェック
・お客様の体調不良や新型コロナウイルスへの感染が疑われる際の対応

② 各エリア・場面の共通事項

・他人と共用する物品や手が頻繁に触れる箇所を工夫して最低限にする
・複数の人の手が触れる場所を定期的に消毒する
・手や口が触れるようなもの(コップ・箸など)は適切に洗浄及び消毒する、または使い捨てにするなどの特段の対応を図る
・人と人が対面する場所は、距離を保つまたはアクリル板・透明ビニールカーテンなどで飛沫感染を防止する
・ユニフォームや衣類はこまめに洗濯する
・手洗いや手指消毒の徹底を図る。
・お客様やスタッフがいつでも使えるようにアルコール液を施設内に設置
・お客様、スタッフの中に無症状感染者がいる可能性があることを踏まえて、感染防止対策を取る。
・送迎車では密集にならないように対応する
・送迎車ではマスクを配備し、着用していないお客様にすぐに渡せるようにする

各エリアの留意点

① 入館時(ロビー)

・手指の消毒をお願いし、入館いただく⇒入口に消毒液の設置
・非接触型体温計でお客様の検温を行う
・お客様への体調や渡航歴の確認 アンケートにて実施
 ※場合によっては保健所の指示によりご宿泊をご遠慮いただく場合がある
・除菌シートの配布
・混雑を避ける為、送迎車やお車でお待ちいただく対応をとる場合がある
・お客様のお荷物は確認してからお持ちし、その都度、手は消毒をする

② 送迎時

・密集を避けるため、2組以上の場合はハイエースの利用を避ける
・車内に消毒液を設置
・お荷物はお客様に確認をしてお持ちする
・窓を開けて換気をしたうえでの送迎と送迎毎の座席、手すりのふき取りの実施

③ チェックイン~客室案内

(チェックイン待ち)
・ロビーへご案内する。密集をさける様に広く間隔を開けてご案内をする
※ロビーのソファー間引き間隔を開ける

(チェックイン手続き)
・検温と体調及び渡航歴の確認アンケートの実施
・大きな荷物は事前にお部屋に運ぶ
・予約代表者様の身分証提示のご協力
・ロビーテーブル、筆記用具の頻繁な清拭消毒

(館内・客室案内)
・客室へのご案内は控える為、ロビーにて館内案内を行う。食事時間は混雑状況を確認の上ご案内する
・ロビーにてお客様にサイズ確認の上スタッフが事前に部屋に入れる
・エレベーター前までのご案内とする
・お客様が座られたソファー、テーブル、使用したボールペンは都度の消毒の実施

(団体旅行の受入れ時の対応)
・チェックイン時は代表者がまとめてチェックインを行い、ツアー参加者は一つの場所に固まらず、分散して待機を行うよう要請

(現在のサービスの見直し)
・浴衣はスタッフの手渡しで行なう
・インフォメーションシートの見直しを図る
・館内のサイン(風呂の場所や時間、レストランやお部屋への動線)を充実させる。

④ エレベーター

(ボタンの操作)
・エレベーター内や押しボタンの頻繁な清拭消毒
・エレベーター内が過密状態にならないよう乗車人数を3名までに制限要請

⑤ 客室

(部屋のドアの開閉)
・ドアノブの清拭消毒

(部屋の設備への接触)
・客室清掃時に消毒剤(洗浄剤・漂白剤等)を使って表面を清拭
 ※テレビ・空調のリモコン、金庫、部屋の照明スイッチ、スタンド、座卓、押し入れ、冷蔵庫、電話機、トイレ、ドライヤー、水栓等

(部屋のドア・襖)
・手荷物は先に部屋入れし鍵をかける

(部屋の備品への接触)
・部屋清掃の際にスリッパのアルコール消毒を行う

⑥ 大浴場

(脱衣所)
・脱衣カゴは棚の上下では設置をせず間隔を間引く
・ドライヤーはすべて撤去、部屋のドライヤーで髪を乾かしていただく
・ドアノブ、襖、ロッカー、ドライヤー、化粧品等の定期的な清拭消毒
・フロントスタッフによる定期的な清掃及びアルコールでの拭き取り作業の実施

⑦ 食事関係

(食事場所)
・お客様に食事開始までマスク着用を要請
・従業員のマスク着用遵守
・発熱、咳、かぜ症状のある方は入場遠慮を要請
・入場時の手指の消毒要請
・レストランのテーブルは間引き、間隔を拡張する(座席レイアウトの変更)
・マロニエはロビー、休憩処とする
・横並び着席の推奨
・食事時間はチェックイン手続きの際に確認の上決定、混雑させない。花籠御前については17時30分スタートの導入
・お酌や盃の回し飲みは控えるよう要請
・利用の都度、テーブル、椅子、備品等の消毒
・会場内の換気強化

(料理提供)
・スタッフとお客様の接触を極力減らす為、後出しの料理の見直し
・接客、調理スタッフの衛生管理の徹底
・下膳と同時に料理提供をしない

(下膳)
・下膳作業後の手洗い、手指の消毒
・食事後のテーブル等を消毒

(部屋食)
・運搬用機器の手に触れる部分の清拭消毒
・客室入室後、手指消毒をしてから料理を並べる
・スタッフの入室回数を少なくする

⑧ チェックアウト

(チェックアウト待ち)
・間隔をあけるため足元に目張りを張る

(ルームキーの返却)
・フロントスタッフの手指消毒、返却後キーの消毒

(精算)
・フロントカウンターにアクリル板を設置
・現金、カードの受け渡しはトレイで行なう

(お見送り)
・お荷物をお持ちした後は手指消毒

⑨ 清掃作業

(布団上げ)
・シーツ、枕カバー、掛布カバー全て毎日回収、交換

(客室清掃)
・浴衣、使用済みタオルは回収後、洗濯・洗浄
※その日の客室清掃で客室から出たタオルは使わない
・お客様用スリッパは使用後の清拭消毒
・コップ、急須類は消毒済みのものに交換
・洗面所、トイレ、浴室清掃とアルコール消毒の徹底
・座椅子、テーブル、スイッチ類、リモコン、館内案内ファイル、電話、襖、ドアノブ等のアルコールでの消毒徹底

(館内清掃・ふき取り消毒)
・手が触れる事がない床や壁、通路の窓の清掃は今まで通り
・通常の清掃後に、不特定多数が触れる環境表面を、始業前、始業後に清拭消毒することが重要であり、ドアノブやエレベーターのボタン、階段の手すり、フロントデスク、ロビー内の家具、共有パソコンなどは、定期的にアルコール液で拭く
・自動販売機は自販機ボタン、取り出し口の頻繁な清拭消毒
・市販されている界面活性剤含有の洗浄剤や漂白剤を用いて清掃する

⑩ トイレ(※感染リスクが比較的高いと考えられるため留意する。)

・便器内は通常の清掃で良い
・不特定多数が接触する場所は、清拭消毒を行う
・トイレの蓋を閉めて汚物を流すよう表示する
・常時換気はオンにしておくなど喚起に留意

⑪ 事務所(※感染リスクが比較的高いと考えられるため留意する。)

・定期的な換気を心がける
・密な状態で会話をしないようにする
・共有する物品(デスク・椅子・電話・パソコンなど)の定期的な消毒
・スタッフが使用する際は、入退室の前後の手洗いをする
・手が触れることがない床や壁は、通常の清掃でよい

⑫ お客様の感染疑いの際の対応

・万が一、発熱や呼吸困難、倦怠感など、感染の疑われるお客様がいる場合、客室内で待機し、外に出ないようにお願いする。(同行者も同様)
・事前に他のお客様と区分して待機する部屋などを決めておく
・食事は客室にお届けし他のお客様との接触を避ける
・新川厚生センター「帰国者・接触者相談センター」(0765-52-2647)に連絡し、感染の疑いのあるお客様の状況や症状を伝え、その後は指示に従う
・当日の宿泊者名簿を確認し、保健所への提出に備える
・館内の他のお客様への情報提供は、保健所の指示に従う
・スタッフへの周知、連絡網の確認